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2013年11月 4日 (月)

清水三年坂美術館で鑑賞・日本の伝統工芸美術

131030sannezaka_museum002013年秋、10/30()京都の「清水三年坂美術館」で日本の伝統工芸美術を鑑賞してきました。この美術館の展示品は、幕末、明治時代に制作された、「蒔絵」、「金工」、「七宝」、「京薩摩焼」等の技術的にも芸術的にも高度で完成度の極めて高い美術品の数々です。

明治時代には、これらの美術品の価値が日本人には見出すことができなくて、その大半が海外に流出しています。そして、日本に残っているのは価値の低いものばかりで、今までこれらの名品を私たちは見る機会が、ほとんど失われていましたそうです。

このような状況の中、この美術品を展示する美術館が清水寺の近くの三年坂に「清水三年坂美術館」として2000年に開館しました。館長の村田理如さんが1980年代にニューヨークの美術品店で、蒔絵の印籠に出会ってとりこになったのがきっかけでした。そしてその後も世界の各地でこれらの美術品を見つけては買い集め、日本の伝統工芸品の美しさを日本人の多くの方に再認識していただこうと展示することにされたそうです。

 

今回、この美術館を訪れましたのは、いま特別展示をしています「絹糸で描いた刺繍絵画の世界」展を、女房が鑑賞しに行きたいといったのがきっかけでした。私たち夫婦は、この美術館をかねがね一度訪ねたいと思っていましたので丁度いい機会だと出かけた次第でした。

1階が常設展示室で、本当に素晴らしいを通り越した名品の美しさに、我を忘れて見入ってしまいました。展示品の一例ですが、香炉、香箱、硯箱、花瓶、印籠など等その他、どれをとってもよくもこれだけ細緻に繊細に高度な手工技術で美の極限を求めて仕上げたものだと感嘆するばかりでした。

特別展示の2階の刺繍絵画展は、明治時代に京都を中心に制作された絹糸で描かれた刺繍作品でした。この刺繍絵画作品の素晴らしさにも、また圧倒されました。当時のヨーロッパの王侯貴族の間では評判が高かったようで、日本は外貨獲得の目的で蒔絵、金工、七宝などと共にこの刺繍絵画もたくさん輸出したのでした。

小さな美術館で案内書では見学所要時間は約30分とありましたが、私たちは展示品に見惚れてじっくり鑑賞したもので、1時間30分ほど滞在してしまいました。

 

刺繍絵画の特別展は1117日までですが、また別の特別展も定期的に企画されます。常設展示室も展示品は順次入れ替えがあるそうです。まだ清水三年坂美術館を訪ねておられない方は、是非、日本の伝統工芸美術品の素晴らしさを鑑賞してきていただければとお勧めいたします。私もまた機会を作って再度、鑑賞に訪れたいと思っています。

 

(写真はクリックで拡大します) 


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【清水三年坂美術館正面玄関】・・・三年坂の中ほどに普通の二階建て建物。気が付かなかったらそのまま通り過ぎそうです
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(左)【常設展示室】・・・1階の常設展示室入口。これより中は撮影禁止でした 

(右)【特別展ポスター】・・・2階で開催の、絹糸で描いた「刺繍絵画の世界」案内ポスター

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【美術館のパンフレット(右側)と入場券(左側)

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【美術館の所蔵品紹介】・・・パンフレットよりコピーさせていただきました。掲載は了解を得ています。ありがとうございます

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(左)【にぎやかな清水坂】・・・清水寺への清水坂は平日にもかかわらず、このような賑わいです
(右)【三年坂】・・・清水坂よりちょっと入った三年坂。清水坂よりは人は少ないですが、それでも絶え間なく観光客は歩いています

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