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2012年8月11日 (土)

742段を登って参拝・太郎坊宮

 8月の初め、滋賀県東近江市の「太郎坊・阿賀神社」を参拝してきました。標高350mの赤神山(太郎坊山)の中腹に大きな岩の上に神社本殿があるのですが、山のふもとの二の鳥居からは742段(距離326m)の表参道階段を登ります。ゆっくりと一段々々と石階段の感触を確かめながら楽しく登ってお参りしてきました。

 神社の創始は1400年前、聖徳太子によるものだそうです。そして「太郎坊宮」というのは、京都鞍馬山の次郎坊の兄、太郎坊天狗が神社を守ると言われていることによります。
 祭神は「正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)」。天照大神の第一皇子神で神武天皇の高祖父にあたります。

 この赤神山は山全体が岩ばかりで、本殿の周りには巨岩、怪石が散在しています。そして、本殿前には神力によって大きな岩が左右に開いたといわれる「夫婦岩」という巨岩があります。悪しき心の持ち主や嘘つきな人がこの岩の間を通ると岩に挟まれてしまうといいます。 また、そのほかに珍しい石を見つけました。その一つは、「さざれ石」。君が代に歌われている石です。もう一つは、ここでも義経にいわれのあるものがありました。「義経腰掛石」です。鞍馬を出て奥州へ逃れる途中にこの神社に詣でて源氏再興を祈願したときに休息で腰かけした石だそうです。
 そして、本殿前から眼下に広がるのは、万葉集にも詠われている近江の蒲生野の美しい景色が一望できるのがさわやかでした。本殿を参拝したあとは、切り立つような岩に張り付くように作られた裏参道の狭い石階段を下って、途中からもときた表参道の石段に戻り山を下りました。一の鳥居からお宮さんを参拝してもとに戻るまでの往復時間は、1時間40分でした。

(写真はクリックで拡大します)
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(左)【太郎坊宮・一の鳥居】… 鳥居の向こうの山が、太郎坊宮のある赤神山(太郎坊山)
(右)【太郎坊宮・参道】… 一の鳥居より桜並木を800mほど。春は桜がきれいでしょうね

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【太郎坊宮・二の鳥居】… 正面の岩山の中腹に本殿があります

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【太郎坊宮・参道階段(1)】… 742段の石階段の始まり。本殿まで326m

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(左)【太郎坊宮・参道階段(2)】… 本殿まであと200m
(右)【太郎坊宮・参道階段(3)】… 本殿まであと160m

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(左)【太郎坊宮・参道階段(4)】… 本殿まであと110m
(右)【太郎坊宮・参道階段(5)】… 本殿まであと残り60m

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(左)【さざれ石】… 「君が代」に歌われている「さざれ石」
(右)【義経腰掛石】…義経が、鞍馬を出て奥州へ逃れる途中にこの神社に詣でて源氏再興を祈願したときに休息して腰かけしたという石

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【夫婦岩(1)】… 大きな岩石が二つに開いた岩の入り口

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【夫婦岩(2)】…二つに開いた大きな岩の間の通り道。通路の幅80㎝、長さ12m、岩の高さは10m以上。右が女岩、右が男岩

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【太郎坊宮・本殿】…祭神は「正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)」。勝運綬福の神様です


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【近江・蒲生野の展望】…本殿前から眼下に広がるのは、万葉集にも詠われている近江の蒲生野の美しい景色が一望

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