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2009年4月 6日 (月)

日本最初の文字が書かれた土器

090402uresinosiryokan_1  日本最初の文字が書かれたという「墨書土器」の見学を先週の4/2(木)に嬉野ふるさと会館へ行ってきました。私たちの万葉の会4月例会です。この墨書土器は1995年(平成7年)と1999年(平成11年)に発見された話をご存じの方も多いと思います。三重県嬉野町(うれしの町)の片部遺跡と貝蔵遺跡で『田』と墨書された2つの土器と、人面らしきものを書かれた土器です。
090402bokushodoki_3  日本で書かれた文字の古いものは遺跡からたくさん発掘されていますが、ほとんどのものは飛鳥時代600年代の木簡がよく知られています。しかし、それ以前の日本では文字は本当に使われていたのだろうかという確証は得られていませんでした。それが、この片部・貝蔵遺跡の土器に書かれた墨書が証明してくれたことになります。
 貝蔵遺跡の土器は一つは西暦100年代末、あとの一つの片部遺跡のは西暦300年代初めのものだそうです。ちょうど卑弥呼の時代に重なります。そんなことで、この墨書土器は弥生時代の様子に夢と想像をふくらませてくれる楽しい材料を与えてもらいました。

 片部・貝蔵遺跡は近鉄中川駅周辺になります。長谷街道がここを通っていまして、大和・長谷から伊勢への街道筋になります。やっぱり、そんな時代から大和と伊勢が密接に結びついていたことと、この地域が物資の交流と経済的に重要な役割を果たしていたということも改めて認識できると思います。近鉄の線路がこの中川駅で大阪伊勢方面と名古屋方面の分岐点になっているのも同様にうなずけることでしょう。

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【墨書土器-1】『田』の文字をご覧ください。1995年(平成7)12月貝蔵遺跡で発掘。西暦300年代の土器

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【墨書土器-2】これも『田』の文字をご覧ください。1999年(平成11年)12月片部遺跡で発掘

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左:嬉野町歴史資料館で墨書土器の説明を聞く
右:展示物を熱心に見入る「万葉の会」メンバー

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左:【嬉野町歴史資料館】…うれしのふるさと会館内
右:【資料館内の展示室】

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